ryukin

日記(すべてフィクションです)

1月20日 最近の日記 出願失敗編

このブログが始まって以来のデカい失敗をやらかしました。順位でいうと今回が1位、抗鬱剤でハイになって車のバンパーぶっ壊したのが2位、精神科の医者とバッドコミュニケーションかまし閉鎖病棟にぶち込まれたのが3位です。

反省と再発防止の思いを込めて、正直思い出すのも辛いですがインターネットに書き残そうと思います。あと将来自伝を書く時のために。

事の発端は10日ほど遡ります。僕はいつも通り韓国人のかわいい女の人がメイクをしてくれるASMR動画(日本語字幕付き、聴きすぎて最近韓国語で挨拶ができるようになってきた)を再生しながら築30年の3LDK 家賃6万5千円の自宅アパートの6畳間の自室でまどろんでいました。その時LINEが鳴りました。またユニクロ公式LINEか...と思いつつも一応通知バーを引きずり降ろして確認してみると、受験の面倒を長いこと見てくれている山岳部時代の後輩(彼は大学一年生なので先輩でもある)のSWD君でした。
「共通テスト利用出願しましたか?今週いっぱいで〆切ですよ」
僕は2浪しているにも関わらず、全く受験に執着がなく、出願校や受験方式も彼任せにしていました。そのまた先週に彼から送ってもらったEXCELのシートを見ました。

そこにはボーダーや傾斜配点、受験日までもが細かく記された受験の秘伝書がありました。去年の出願がギリギリで、〆切日の夜11時とかに郵便局に駆け込んで消印を押させたりしていたので、「去年に比べたら余裕余裕。成長したな~僕」なんて思いながらあらかじめ取り寄せておいた「卒業証明書」と共通テストの成績請求用のカード、顔写真、なぜか半分だけに英検準一級の合格証明、出願するとダウンロードできる志願書を入れて郵便局で簡易書留速達にて発送しました。

そして時は流れ...

共通テスト前日。1月14日。また性懲りもなく今度はフィンランド人の女の人にメイクをしてもらっていると、めったに着信のない僕のiPhone SE2 64gb product REDに某大学から着信がありました。

出てみると

「ryukinさんですか?K大学です。書類を開封したところ、「調査書」が入っていなかったのですが...」僕の頭は真っ白になりました。

要項もろくすっぽ読まず全部人任せにしていたツケを払うときが来たのか...と思いました。(皆さん!この程度のミスなら何とかなると思ってるでしょ!大丈夫!僕はこんなもんじゃないですよ!)

慌てた僕はメイクも程々に部屋を飛び出し、90°頭を下げてヤフーニュースのコメント欄を見ていた母に謝罪しました。

僕「ごめん!出願全部ミスった!終わったかもしれない!」

母「今すぐ大学に電話しな!ダメだったら私に代わんなさい!ギャーギャー」

僕は震える手で大学に電話をかけ始めました。4校に出願したのですが、全部「後から提出すれば待ってやる」とのことでした。僕は高校に電話をかけ、即日証明書を発行させることに成功しました。

放心状態の僕は友人のNONRに電話をかけ、1時間ほど話して平静を取り戻しました。

翌日。共通テスト当日。

なんにも勉強しないで、当日の朝受験要項を流し読みして母の車で会場に向かいました。到着は8時半。受験する教室には僕しかいませんでした。余裕余裕と思いながら

「さて。あと何分で試験開始かな?」と左腕を見ました。あれ?

ない。ないんです。時計が。

またもや一瞬視界が真っ白になりましたが、昨日の失敗からリカバリーが早ければ早いほどダメージは少ないことを僕は知っています。

トイレに行って母に電話を掛けました。「ごめん。時計忘れちゃいました。試験が終わるのが11時40分だからその時間に持ってきてくれる?」と告げて電話を切りました。

トイレでプルームを一服してから教室に戻り、試験要項を読み直しました。

そこで行幸...!

なんと僕は地理歴史の「2教科受験者」の入室時間にばっちり60分前行動で入室していたのです。 

慌ててまたトイレに行って母に電話を掛けました。「ごめん。入場時間間違えてました。今もってきてくれません?」母は呆れたのか一言「分かった」とだけ告げて電話を切りました。

9時半。母が到着しました。僕は車に乗り込んで、気分を落ち着けるためにいつものハイライトをポケットから取り出して火をつけました。車内に充満する煙。いつもはタバコにうるさい母も、今回ばかりはさすがに文句を言いませんでした。そして腕時計とビスケットが入ったセカストのビニール袋を僕に渡し「頑張ってきな。」と一言告げて車を出しました。

試験までまだ時間があります。もともと現代文と英語しかできない頭。今勉強したって自信を無くすだけだと思った僕は、リュックサックから「ヘルベチカスタンダード」を取り出し読み始めました。

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半分くらい読んだあたりで、ほかの受験生が立ち上がりだすのに気が付きました。

僕ときたらあらゐけいいちワールドにどっぷりつかって時間を忘れる始末。これじゃせっかく持ってきてもらった腕時計も役に立たないな、とため息を一つついてから試験場に向かいました。

一教科目は世界史B。古代インド文明くらいまでしかはっきりしていない僕の頭がフル回転。共通テストの問題は割と文章から答えを推測できます。適当に答え終わって時計を見たら20分しか経っていませんでした。周りは必死に修行の成果を発揮している風。

やることがなくなった僕は見直しも程々に(わかってないので見直ししてもムダ)自分の手のひらを眺めていました。去年もこうして試験場で手のひらを眺めていた気がする。ちょっと肉がついてしまったかな。指紋って左右で違うんだな。むなしい。

僕は問題用紙の空きスペースにポエムをしたためました。

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ボケーとしていたら試験官の声。「残り10分で終了です」

早く終わってくれ~と思いながら腕時計を眺めていました。

試験終了。まるで現ナマかのように解答用紙を大事そうに集めていく試験官。

こんな適当な答案を厳かに扱っているいい年した大人を見て僕はすこしおかしくなりました。

回収が終わって試験官が答案を外に持ち出して、ここで試験は終わりと言われるかと思ったら10分くらいなぜか待たされました。この時間、嫌い。

その拘束も終わって昼ごはん。ファミマで買っておいたツナマヨオニギリと明太子とサーモンが混ざったオニギリを食べました。後者、絶対明太子いらない。

フリースを着て外にタバコを吸いに出ました。冬の八戸の強風が容赦なく僕の顔の表面温度を下げていきます。Twitterを開いてみたら、東大の試験場で人を刺した奴が出たとのこと。刺すなら2次試験の日にすればよかったのに...とか思っちゃいました。

冷静になった僕は教室に戻り、読みかけのマンガを取り出して、スマホの電源を入れ、Spotifyを起動してLIBROと鎮座DOPENESSの「ヤッホー」を聴きました。

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エンピツを削って、また僕はあらゐけいいちワールドに吸い込まれていきました。

次の試験は国語。とはいえ現代文しか使わないので90分で大問2個解けばいいだけ。去年はなぜか98点取れたし今年もいけるだろ。とか思っていました。

試験開始。論説文から取り掛かりました。「食べる」ことに関する問題でした。宮沢賢治の「よだかの星」を例に挙げていて、なかなか面白い文を読めたなァと思います。

小説は隣人が庭に設置した看板に印刷されている人の視線を感じてしまうようになった老人の物語。これも面白かったです。

解き終わったら60分経っていました。残りの問題を全部2にマークして、エンピツを削って、見直しをして、また手のひらを眺めていたら試験が終わりました。

また10分待たされて解放。次は英語のリーディング。タバコを吸って時間をつぶします。

試験開始。大問5まではイージーに解けましたが大問6からが難しかったです。

次はリスニング。これも最後が難しかった。

試験が終わってスマホの電源をつけるとSWD君から「世界史と国語の回答送ってください」とメッセージ。自己採点までやってくれるらしい。優しいのか僕を信用していないのか。

母と妹が迎えに来てくれていました。回答をSWD君に送ってご飯を食べていると彼から着信。

「自己採してみました。T大学は確定です。R命館もいけるんじゃないかなあ」とのこと。僕は喜んでいましたが、

「そういえば英語は自己採してないけどいいの?」と聞いてみたら、

「え?英検で満点ですよね?」と返答。

ここで僕は新たな失敗に気付きました。TとR命館、英検利用の申請してない...

彼にその旨を伝えると驚き呆れた様子。ここまでよくしてくれたのに、僕は何というミスを犯してしまったんだ...

落胆して、コークハイいっぱい飲んで寝ました。

翌朝、R命館に電話して「今から英検利用の申請をすることは可能でしょうか?」と泣きついたものの、回答は悲しくも「出願締め切り日を過ぎているので無理です」というもの。その日は日曜日で、T大学は電話に出ませんでした。

もやもやしながらその日は酒を飲んで寝ていました。

翌日。T大学に電話。回答はまたも僕に冷たかったです。落胆して、追加書類を郵便局に出しに行って。帰りにファミマでストゼロのロング缶2本とファミチキ買って食って飲んで寝ました。

そして今に至るというわけです。一般に切り替えて行こうと思っても、過去の失敗に囚われてなかなか前に進めません。

失敗供養の駄文はここでおしまいです。3840文字。史上最長です。

ここまで読んでくれた皆様、ありがとうございました。一般の出願はミスをしないように気を付けて行こうと思います。